テクニカル分析記事

2017/06/07(水) 10:02 JST
ドル・円は昨日、200日移動平均線を鋭く切り裂き109.23まで下落した。日足ローソクは長めの強い陰線。4月にドル・円が同移動平均線を下回ったときより今回の方が抜け幅が大きい。ドルの下げが急ピッチなので一旦、下落にブレーキが掛かっておかしくないが、チャート・フォーメーションから受ける印象ではまだ下値不安がくすぶる。[108.13⇒114.38]の上昇幅に対する76.4%戻し(=109.61)を下抜いたドル・円の次のターゲットは全戻し、108.13だ。ただ、4月の似たような局面で108円台では執拗なビッドが繰り出されていた様子が見て取れるのでターゲット達成はそう簡単ではないだろう。

上値に関しては障害(レジスタンス)が多い。下から順に大台替わりの110.00、200日移動平均線、日足雲の下限、左図に示した抵抗線。200日線は本日、110.42あたりに位置。今週末には110.48付近に上がってきそうだ。日足雲の下限は110.65(水)、110.96(木、金)にある。この中で200日線と抵抗線をドル・円がしっかり越えられるかどうかに注目。そうなればドル下落の一服感が強まりもみ合い色が深まる。


2017/06/06(火) 10:02 JST
ユーロ・ドルは最近の高値を更新。先週金曜日に1.1285をつけた。1.12台後半でやや上げ渋っているものの、相場の基調は変わらず上向きだ。上値ターゲットは昨年11月につけた1.1300を含む1.13台だ。ユーロ・ドルは1.13台で過去に何度か頭を打っている。ユーロ売りが出やすいプライス・ゾーンといえる。したがって、1.13台では不意打ちのカウンターを食らわないよう注意したい。

下値に関してサポートは1.1200レベル。先週後半、固かった水準だ。これが破られると次の狙い目は21日移動平均線。同移動平均線は1.11台を急ピッチで上がってくる。ユーロ・ドルがこれに下支えられて上昇トレンドを維持できるかどうかに注目。破られるとユーロ上昇のリズムが狂いかねないので相場水準を修正する動きに気をつけたい。


2017/06/04(日) 22:18 JST
ドル・円は先週末のNY市場で111円台半ば付近から急落。一時、110.33をつける場面があった。強い売りを浴びたものの、200日移動平均線(110.31)がうまく相場を下支えたようだ。

先週金曜日、日足チャートには強めの陰線が出現したが、相場の流れ自体は移動平均線に挟まれたレンジの中での値動き。つまり、もみ合い相場に離別を告げたと判断できるテクニカル材料はまだない。注目の200日線は今週末にかけておそらく110.35/50ゾーンを上がっていくだろう。同移動平均線が相場をうまくサポートするかどうかを見極めたい。ただ、ドル・円が200日線を少々下回ったとしても心理的な節目である110.00レベルを突破しないことにはドル売りに弾みがつかない。

上値に関しては111円台後半から21,89日移動平均線のある112.00近辺にかけてが強い抵抗帯になる。目先、先週金曜日の長い陰線をすべて穴埋めするのはなかなか厳しいだろう。ドル・円が110円台前半から(普通に)跳ね返ったとしてももみ合い色が深まるだけなので上値は相当、重いと見られる。ちなみに89日線は月曜日時点で112.04あたり、週末にはおそらく112.00近辺に下がってきそうだ。21日線は112.00近辺から111円台後半を下がっていくと推測される。


2017/06/02(金) 10:00 JST
ユーロ・ドルは一昨日から上値を狙う動きが顕著となったが、二日連続して1.12台半ば付近で頭を打った。最近の高値1.1268が意識されオファーが集中しているようだ。今後も強い抵抗帯になると見られ1.1268を破るのは簡単ではなさそうだが、突破されるとユーロ買いが強まりそう。そうなれば1.13台を狙う動きに要警戒だ。

他方、下値に関して注目ポイントは今週の安値1.1110、21日移動平均線、1.1075。21日線は現在、1.1100に接近中。正確には今日の終値が1.1091なら21日移動平均も同じ値をとる。1.1075/1.1110ゾーンは強いサポート帯になると予想される。これも破るのは難しそうだが、破られるとユーロ上昇の一服感が強まるので反動によるユーロ反落に要注意。目先のターゲットは1.1000レベルとなろう。


2017/06/01(木) 10:00 JST
ドル・円は昨日、110.49まで下落。200日移動平均線に接近したものの、届かなかった。同移動平均線は本日、おそらく110.26付近に位置。明日は110.30近辺に上がってくる。また、日足雲の下限が110.07(木)、110.11(金)にある。200日線から心理的な壁となる110.00レベルまでが強いサポート帯になりそうである。これを破るのは難しいと見たいが、突破されると109円台半ば付近への続落リスクに要注意だ。

上値に関しては111.25/50ゾーンが抵抗帯。ドル・円が同抵抗帯を越えてくれば112円水準からの軟調地合いが一服か。ただ、相場のもみ合い色は色濃く残るので21,89日移動平均線が強いレジスタンスになって相場の上伸を阻みそうだ。21日線は金曜日までおそらく112.10/20ゾーンを下降。89日線は112.09付近を横ばい、或いは若干下降すると推測される。同水準も突破するのは難しいのではないか。しかし、予想に反して破られると113円水準への上値余地に注意したい。


2017/05/31(水) 09:51 JST
ユーロ・ドルは昨日、1.1160サポートを下抜けて下げ幅を拡大したが、1.1110で下げ止まって反発。一時、1.12台に乗せる場面があった。押し目でのユーロ買いがまだ潜んでいるようだ。

ひとまず下げにブレーキが掛かった格好だが、ここからユーロが地合いを一気に回復する流れになるかどうかは疑問だろう。ユーロ・ドルは1.12台で何度も頭を打っており1.12台をすんなり駆け上がるのは難しいのではないか。1.12台半ばから最近の高値1.1268までが強い抵抗帯になると予想される。しかし、予想に反して1.1268がブレイクされると1.13台をトライする動きに要注意だ。

下値に関しては1.1110が焦点、サポートになる。これが破られるともうひと押し入りそうだが、1.1075サポートに加えて21日移動平均線もサポートになるので下値は固そうだ。21日線は本日、おそらく1.1065近辺に位置。今後、1.10台後半を上がっていく。ユーロ・ドルが同移動平均線を下抜けばユーロ上昇の一巡感が強まる。


2017/05/30(火) 10:00 JST
ドル・円の膠着感が増してきたようだ。取引きレンジはほぼ111/112ゾーンに限定され方向感が見極めにくい状況。200,89日移動平均線からはみ出す勢いだった相場の振幅はここにきて落ち着いている。移動平均線に挟まれる形でもみ合い圏を形成しそうな相場の形だ。

当面、ドル・円は最近のレンジ、111.00近辺から112円台前半にかけてのゾーンでもみ合いつつ、出口を探る展開になろう。上値に関しては先週の高値112.13と21,89日移動平均線が非常に強いレジスタンスを形成している。21日線は現在、112.38付近で横ばい気味だが今後、じりじりと下がってきそう。89日線は今週、112.10/20ゾーンを下降しそうだ。このレジスタンス・ゾーンを突破するのは簡単ではないだろう。逆に言えば、破られると相場の上昇に弾みがつく。このときの目先ターゲットは113円水準だ。

下値に関しては先週の安値110.88が焦点。強いサポートになると見られるが、破られると110円台前半への下落リスクに要注意。狙い目は110.24、或いは200日移動平均線だ。200日線は今週、110.15/30ゾーンを上がってくる。非常に強いサポートになると予想される。これが破られたとしても110.00が心理的なサポートになるため、同移動平均線のクリアブレイクは(見極めるのが)難しいのではなかろうか。


2017/05/28(日) 22:09 JST
先週のユーロ・ドルは1.1200を挟んでせまい範囲でもみ合い。週間レンジは1.1160/1.1268だった。1.12台で伸び悩むうちに上昇の勢いが弱まり相場はチャンネルの中に戻ってしまった。ただ、サポートとなる1.1160レベルが破られていないため、上値余地を諦める段階ではなさそうだ。しかし、同水準が破られるとユーロ・ロング筋のストップロスを誘って下げを加速する恐れあり。このとき1.1075、或いは1.10台を上がってくる21日移動平均線(5/26時点で1.1029)までの下落余地に要注意だ。

上値に関しては先週の高値1.1268が注目ポイント。ユーロ・ドルがこれを上抜いてくれば1.13台乗せを狙ってユーロ買いが強まりそう。ただ、1.13台でユーロ・ドルは昨年8、9月に何度か頭を打っている。そのときの高値水準、1.1365レベルに至るまでオファーが集中しそうである。したがって、1.13台で上値を追う際には不意打ちの売りを食らわないよう気をつけたい。