ひまわり証券【エコトレFX】

テクニカル分析記事

2024/10/15(火) 10:05 JST
ドル・円は昨日、150.00に迫る、149.98まで上昇する場面があった。今朝の市場でも堅調地合いを維持。午前9:55現在、149.65付近での取り引きとなっている。

ドル・円が目指すターゲットは89,200日移動平均線だ。前者は目先、150.25/40ゾーンを下降。後者は151.25/30レベルをなだらかに上昇すると予想される。天井を付けたシグナルがまだ得られないため上昇余地が見込まれる状況だが、深追いには注意を要する局面だ。10月4日からの時間足チャートに反落の可能性を示唆する、ウェッジとも見られるフォーメーションが出現していることに留意したい。ウェッジ・パターンが現実となれば、テクニカル的にはウェッジの始まったレベル、つまり146.00付近への下落余地が生じる。ただ、その途中にはサポートがあるので一本調子の下落にはなりにくいか。148.25/30レベル、147.35レベルが固くなりそうだ。


2024/10/13(日) 19:43 JST

ユーロ・ドルは先週半ばから後半にかけて上図に示したサポートラインを切ったあと89日移動平均線と日足雲下限を破ろうかという勢い。流れは200日移動平均線を目指す方向だ。89,200日線に挟まれるゾーンは強いサポート帯になると見られるため、ドル・円がそこを素通りするのは難しそうだ。しかし、200日線が突破されるようだとダブルトップのターゲット、1.0800近辺への下落余地に要注意となる。同移動平均線は目先、1.0875付近で横ばい推移しそうだ。

上値に関しては1.0955がレジスタンス。ユーロ・ドルがこれを越えてくれば、1.1000レベルへの上昇余地が生じる。同水準より上のレジスタンスは1.1040だ。さらに今後、下がってくるであろう21日移動平均線の動向にも注意したい。


2024/10/11(金) 11:11 JST
堅調地合いを続けているドル・円は昨日、149.58まで上昇。節目の150円水準に迫る場面があった。ただ、150.00より上には89200日移動平均線があって強い抵抗帯を形成しているため、上値余地を大きく見込みにくいのではないか。ひとまずドル上昇が息切れすると見たいところだ。89日線は目先、150.45/60ゾーンを下降、200日線は151.20/25付近を上昇すると見られる。予想を外して両移動平均線が破られると次のターゲットは[161.95⇒139.58]の下落に対する61.8%戻し、153.40レベルとなろう。

下値に関しては148.25/30レベルがサポート。破られると147.35への続落リスクに要注意。さらに、日足雲下限、21日移動平均線の位置も注視しておきたい。日足雲下限は145.11(金)、145.02(月)、145.04(火)に位置。21日線は目先、おそらく144.90/145.30ゾーンを上がってきそうだ。


2024/10/09(水) 11:14 JST

ユーロ・ドルは先週末に1.1000を割り込んだあと今週に入って1.09台後半を中心に小動き。下値は89日移動平均線、日足雲下限、サポートラインに支えられ固そうに見える。89日線は目先、1.0945付近で推移しそうだ。日足雲下限は1.1053(水、木)、1.1051(金)に位置する。ざっと、1.1050/1.1000ゾーンが非常に強いサポート帯を形成している。破るのは簡単ではなさそうだが、破られるとストップロスのユーロ売りが持ち込まれる恐れ。そうなれば、1.0775/80レベルへの下値余地に要警戒だ。

1.0950レベルがホールド(破られない)されれば相場のもみ合い色が残ることになる。上値は21日移動平均線がレジスタンスだ。ユーロ・ドルが同移動平均線を越えたとしても大した意味はなく、もみ合い相場が継続しそうだ。


2024/10/07(月) 10:49 JST
ドル・円は先週末の市場で149.00に到達。今朝の市場では一時、149.12付近へ上げ幅を拡大したあと午前10:48現在、148.40/45レベルでの取引となっている。

9月3日につけた147.20を抜いて日足雲の中に入ったドル・円の上値ターゲットは149.40であることは明らかだろう。強いレジスタンスになると見られるが、破られると89,200日移動平均線を狙う動きに要警戒だ。89日線は目先、150.80/95ゾーンを下がってきそうだ。200日線は151.10/20ゾーンをなだらかに上昇すると予想される。両移動平均線は概ね[161.95⇒139.58]の下落に対する半値戻し(=150.77)に相当する。一旦はその近辺で上昇一服となると見たいところだ。

下値に関しては145.90/146.00ゾーンがサポート。破られると21日移動平均線への下値余地に要注意だ。同移動平均線は目先、143.70/144.00ゾーンを上がってくると予想される。


2024/10/04(金) 09:56 JST
ユーロ・ドルは1.11/1.12ゾーンを中心とした小幅もみ合いから下抜けて昨日、1.1008まで下落した。団子状態から抜け出したものの、短期的なもみ合い圏の中に留まっているため、もみ合い相場が依然として継続しているようだ。

想定されるもみ合い圏下限は1.1000レベルだ。同水準が破られるとストップロスのユーロ売りが発動される恐れ。そうなれば1.0950レベルへの下値余地に要注意となる。さらに、同水準に加えて89日移動平均線も突破されるようだとダブル・トップのターゲット、1.0800近辺への続落リスクに気をつけたい。

他方、上値に関してレジスタンスは1.1065。破られると上値を追いやすくなるが、もみ合い圏の中での値動きなので上値は限定的か。1.1200/15ゾーンが強い抵抗帯となって相場の上昇を阻みそうだ。


2024/10/03(木) 10:06 JST

日足雲10/310/410/7
下限147.10146.93146.89

ドル・円の反発が目覚しく今朝の市場で一時、147.00近辺まで上昇した。145.00のレジスタンスを簡単に突破、昨日の高値146.52を越えて上げ幅を一段と拡大した。

目先、上値に関しては日足雲下限が狙い目だ。同下限は上表のように今後、147円台前半から146円台後半へ下がって行く。そこで上昇に歯止めが掛からないようであれば147.20をトライ。ドル・円が雲の中にしっかり入り込めば149.40を狙いにいく流れになりそうだ。

下値に関してはまず、144.20がサポート。破られると21日移動平均線(昨日は143.06)への下値余地に要注意だ。同移動平均線は目先、143円台前半を上がってくると予想される。ドル・円がこれを下回ればドル反発が一服しそうだ。


2024/10/01(火) 10:05 JST
ユーロ・ドルはまことに方向感の見極めにくい展開が続いている。チャートを見てわかるようにここ二週間ほど大方の取引が1.11台に集中。一時的に1.12台に乗せる場面があったものの、上値はかなり重い。他方、下値は21日移動平均線近辺でしっかりサポートされている様子が見て取れる。

現在の流れを見る限り、ユーロ・ドルは1.11/1.12ボックス圏で売り買いが交錯しそうとの予想が立つ。ただし、このような狭いレンジでの値動きがいつまでも続くはずがない(と見るのが一般的)ので同レンジからのはみ出しがいつ起きてもおかしくないという準備は必要だ。上抜けた場合、1.1500レベルまでチャート上の引っ掛かりがない。つまり、そこまでの上昇余地が生じる。逆に、下抜けた場合、日足雲がサポートとして相場を下支えるかどうかに注目。日足雲は1.1033(火)、1.1039(水)、1.1052(木)に位置する。その下、1.10レベルもサポートとなる。1.10レベル突破は簡単ではなさそうだが、破られると89日移動平均線近辺への下落余地に気をつけたい。