下図は「フィボナッチ比率」のページでも一部紹介しました三角保合いです。一般に三角保合いでは、波動は三角形内で五波を構成し各波動の長さの関係は次のようになるとされています。
この中で(1)はあまり重要視されません。というのは、A波は比較的短いことが多いからです。では実際、理論通りの波動展開を見せたかどうかをチェックしてみましょう。
波動 | 実際の波動の長さ | 理論値 | 誤差 |
---|---|---|---|
C | 148.95-138.65=10.30 | (151.80-135.50)x0.618=10.07 | 0.23 |
D | 146.82-138.65=8.17 | (148.95-135.50)x0.618=8.31 | 0.14 |
E | 146.82-142.55=4.27 | (148.95-138.65)x0.618=6.37 | 2.10 |
残念ながらE波のターゲットを大きくはずしてしまいましたが、それ以外はほとんど完璧と言ってよいくらい計算通りの動きを示しています。こうして三角形の中で五波のジグザグを繰り返した後、いよいよ波は三角形の抵抗線を抜いて勢いよく放たれます。その目標は、三角形内で波動がもみ合いを終えた地点、つまりE波の終点から三角形の最大幅分(図では約18円)とされています。上の例では、
142.55+18.00=160.55
として求めることが出来ます。実際の相場も160.35をつけていますね。E波のターゲットをはずしたことなど補って余りあるほどの PERFECT TOUCH DOWN と思いませんか?
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