エリオット波動理論の威力
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ファンラインとは底値や天井値から引いた、あたかも扇が開いたかのように見える直線のことです。一般的には次のようにして直線を求めます。

上図の左側、上昇相場を例にとると、まず重要な底値と天井値を決めます。次に天井から引いた垂直線を天底の高低差の 38.2%、50%、61.8%で分割します。それらの分割した点と底を直線で結びます。これがファンラインです。

では、なぜこのようなラインを引くのか? それは、ファンラインがしばしばサポートやレジスタンスとして機能することがあるからです。原則、相場の動きは予測しがたいです。しかし、訳がわからないと諦めるだけでは相場と対峙できません。テクニカル手法を使ってなんとか相場の動きを合理的に説明しようと試みます。その手法の一つにファンラインが使われることがあります。

左図はドル・円相場の週足。戦後最安値 79.75をつけてから急速に反発したドル・円相場は 147.64まで戻したものの、そこから一気に売り込まれ 108.20をつけてようやく下げ止まりました。79.75から 147.64までの上昇幅に対するフィボナッチ・リトレースメント(戻し)を計算すると 50%戻しが 113.70、61.8%戻しが 105.68となります。どちらも 108.20からズレが大きい。フィボナッチではうまくドルの下落ターゲットを求められませんでした。では、他の手法はどうでしょう。108.20をつけた前後の様子を日足チャートでして見ると移動平均線や一目均衡表の雲も 108.20とは縁がなかったようです。しかし、相場はなぜか 108.20で止まりました。実はその近辺にはがあったのです。このときの計算値は週足チャート上で 108.98(三本のうち一番下のライン)。若干のズレがありますが、高値から 40円近く急落した相場においてはわずかな誤差といえます。

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