ウェッジ(Wedge / Diagonal triangle) ■ダブル・トップ(ボトム)
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diagonal triangle ウェッジは,一般に impulse wave における第五波の位置に出現する事が多いようだが、corrective wave でのC波の位置に現れる場合もあるとされている。特に第三波が大きく伸長したあとの第五波に出やすい。上の図のように、ウェッジの中で波動は五つの波から構成され、各波動は三波からなるのがいわゆる教科書的なパターンである。ウェッジは impulse wave の一種だが,impulse wave であるための必要条件「第一波と第四波はオーバーラップしない」というルールを破っても構わない。上図では ad がオーバーラップしているのが見てとれよう。

ウェッジは一連の相場の終盤に出現することが多いが,これは結局こういうことであろう。つまり,本来ならばオーバーラップせずに通常の impulse wave を形作ったはずの波動がそうならなかったということは,相場の”本流”(上図左では上向きの流れ)に抵抗して綾戻そうとする力が非常に強いと同時に,本流について行こうとする勢力が段々細ってきていることを示している,と言える。だからこそオーバーラップしてしまうのである。言い換えれば(上昇相場では)力尽きて失速寸前の状態を表しており,そこに相場が反転しやすい状況が生まれる。

[実例]

diagonal triangle 図は 1997年 12月下旬から翌年 3月中旬にかけてのマルク・円相場である。73円台後半から 67円台半ばまで急落した相場が反転,力強く戻す様子がよく分かる。71円台半ばから底値まで相場が下落するさまがウェッジ・パターンとなってチャート上に現れた。上値をどんどん切り下げ売りの圧力が相当強いことを窺わせるが,その割には下値が上値ほど切り下がっていない点に注目。売りも出尽くしたのか,上値抵抗線を抜けた途端に(印)相場が勢いよく上放れてしまった。このケースではウェッジ・パターンが売り相場の終局を暗示していたのである。

diagonal triangle 左図は豪ドル・米ドル(AUD/USD)の週足。0.85台から 1.00手前までの上昇局面にウェッジが観察される。下値サポートラインが切れた途端に豪ドルは急落。時間をかけて押し上げたにもかかわらず、相場が崩れるときは速い。野球に例えると9回裏2死満塁から逆転サヨナラ満塁ホームランが飛び出した感じか。豪ドルが上昇する過程でロングポジションが積み上がっていたと推測されるが、0.75を割り込んだあと相場の下げが強烈。あたかも逃げるタイミングを逸した市場参加者のブン投げ絶叫が聞こえてくるかのようだ。

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