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ある日の通常の四本値のうち,始値を O,高値 H,安値 L,終値 Cとする。同日の平均足における始値を O,高値 H,安値 L,終値 Cとしたとき,平均足のOHLCは次のようにして計算する。
  • O = { (前日の O)+(前日の C) } ÷ 2
  • C = ( O+H+L+C ) ÷ 4
これらと当日のHLを比較しながら平均足における HLが決定される。OHLCが決まれば,あとは通常のロウソク足を描く要領でチャートを作成すればよい。ところで,この際問題になるのは平均足データの第一日目と第二日目をどうするかという点である。上記のやり方ではデータリストの第一,二日目のOHLCは算出できないので,便宜上次のようにして計算する。
  • まず,第一日目の OHLCの平均値を第二日目の Oとし
  • 第二日目の Cは 第二日目の OHLCの平均値を当てる
OHLCOHLC
122.00122.07121.14121.50*****122.07121.14121.68
121.89121.90121.00121.50121.68121.90121.00121.57
121.54121.62120.75121.05121.63121.63120.75121.24
120.98121.25120.55121.17121.43121.43120.55120.99
120.89121.50120.60120.80121.21121.50120.60120.95
120.92121.25120.72121.05121.08121.25120.72120.99
121.80122.87121.73122.30121.03122.87121.03122.18
122.33122.39121.87122.02121.60122.39121.60122.15
122.12122.30121.92122.27121.88122.30121.88122.15
122.38122.77122.22122.50122.02122.77122.02122.47
要するに,二日がかりで一本の平均足ロウソクを描くのである。これで平均足データリストの最初の情報が得られた。以後は前述した計算方法を毎日繰り返して行けばよい。左表の例では,第二日目の平均足における始値 O121.68は第一日目の四本値の平均値である。こうして出来上がったOHLCデータをもとにロウソク足チャートを作ると下図のようになる。


[実例]

左図は 1997年 12月後半から翌年 2月後半にかけてのドル・円相場日足チャートと同平均足(下側)である。この期間における相場の天井と底で平均足に特徴的な線(印)が出ている。上下に長いヒゲが伸び,実体部分(ロウソクの胴体部分)が極端に短くなる,いわゆる「寄り引き同値」と呼ばれる線だ。平均足において相場が十分に動いたあとにこの線が出現したら要注意。天井や底をつくる可能性が高くなる。平均足の見方についてはいろいろ解釈の仕方があるが,このパターンはしばしば登場する比較的信頼のおけるシグナルである。ただし、相場が狭いレンジでもみ合いを続けるとこの十字架型が頻繁に出現するので、いわゆるボックス圏相場ではこの解釈はあまり役立たない。

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