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ダイヤモンド・フォーメーション(Diamond)

diamond ダイヤモンド・フォーメーションはそう頻繁に出現するものではないので,この形を見極めるにはある程度チャートを見る目に熟練が必要かもしれない。相場の天井に出現するケースがほとんどとされているようだが,もちろん相場の流れの途中に現れることもある。天井に出やすいという意味では,「ダブル・トップ」や「ヘッド・アンド・ショルダー」の変形と言えなくもないが,ネックラインの線引きが確定できない点がそれらと根本的に違う。また,見方によってはダイヤモンドを真ん中で二つに割った左と右半分にある二つの三角形から構成されているとも言えよう。左半分は拡大する三角形で,右半分は先で収束する三角形だ。

相場がダイヤモンドを破ったあとのターゲットは,図に示したようにブレイク・ポイント(点線丸印)からダイヤモンドの最大幅に等しい値幅分だけ下げた水準。実際にはターゲットを通過してしまうケースが多いようである。三角保合いを二度経た相場と考えれば,もみ合いの中で蓄えられたエネルギーがそれだけ強いということで,ダイヤモンドのブレイクと同時に一気に市場の力が噴出されるのだろう。

[実例]

diamond 左図は,1997年 10月初旬から翌年 2月初旬にかけてのマルク対円相場を示している。短期間にマルクが 67円台から急上昇したものの,一旦 74円手前で叩き落とされた。その後約2ヶ月間にわたりほぼ 71円台から 73円台のレンジで売り買い交錯する間,相場のもみ合う様子がチャート上でダイヤモンド・フォーメーションなって現れている。しかし,売り買い拮抗し均衡していたかに見えた相場も必ず瓦解する時が来る。相場がダイヤモンドを下抜けた途端,一方的に売りに押されるマーケットになってしまった。ダイヤモンド・フォーメーションの最大幅は約3円。ターゲットはブレイクポイントから約3円下の水準。実際の相場は見事に目標に着地した。